福島県・一切経山にある「魔女の瞳」は、例年6〜9月頃にコバルトブルーの火口湖が美しく見られる絶景スポットです。

正式名称は一切経山の火口湖「五色沼(魔女の瞳)」。コバルトブルーに輝く円形の湖を山頂から見下ろすと、まるで地球に埋め込まれた瞳のように見えます。その景色を目当てに、東京から日帰りで福島・磐梯吾妻エリアを訪れた記録をまとめました。
吾妻小富士の火口お鉢巡り、一切経山の登山、そして帰りに岩代一ノ宮・伊佐須美神社への参拝も加えた、鉄道+レンタカーでの欲張り日帰りプランです。
この記事でわかること
- 東京から日帰りで行く磐梯吾妻スカイライン・浄土平へのアクセス方法
- 吾妻小富士(往復1時間)と一切経山(往復3.5時間)の実体験レポート
- 魔女の瞳(五色沼)の実際の色・見え方
- 帰りに立ち寄る岩代一ノ宮・伊佐須美神社の御朱印情報
- 日帰りモデルコースと費用まとめ
日帰りモデルコース(東京発)
| 時刻 | 行動 | 備考 |
|---|---|---|
| 6時台 | 東京駅 やまびこ号 出発 | 自由席でもOK・早朝便を狙う |
| 8時前 | 福島駅 到着 | レンタカー受取(駅近に各社あり) |
| 9時頃 | 浄土平レストハウス 到着 | この時間帯は駐車場に余裕あり |
| 9時〜10時 | 吾妻小富士 火口お鉢巡り | 往復約1時間・山頂まで階段あり |
| 10時〜14時 | 一切経山 登山(魔女の瞳) | 往復約3.5時間・山頂で五色沼見ながら昼食 |
| 14時〜 | 磐梯吾妻スカイラインを南下 | 猪苗代湖の絶景 |
| 〜16時頃 | 伊佐須美神社(会津美里町)参拝・御朱印 | 福島市から約1時間 |
| 〜18時頃 | 郡山駅でレンタカー返却・新幹線で帰京 | 「なすの」なら始発で余裕で座れる |
※磐梯吾妻スカイラインは無料(2026年時点)。通行可能期間は概ね4月中旬〜11月下旬(冬季閉鎖あり)。
アクセス:東京から日帰りできる?
新幹線で福島駅へ
東京駅6時台発の東北新幹線「やまびこ」又は「つばさ」に乗れば、福島駅には8時前に到着できます。これが日帰り成立の最大のポイントです。朝一で行くのがしんどい人は福島駅付近で前泊もアリです!
帰りは郡山駅から新幹線を利用します(福島〜郡山は磐越西線や東北新幹線で30分弱)。
郡山からは当駅始発の「なすの」に乗る選択肢も増えるので、自由席でものんびり座って帰りやすくなります。
レンタカーで浄土平へ


福島駅からレンタカーを借り、磐梯吾妻スカイライン経由で浄土平へ向かいます。所要時間は約1時間。
途中、磐梯吾妻スカイラインの絶景が続くので、ドライブ自体も旅の一部として楽しめます。


帰りは磐梯吾妻スカイラインを南下してから会津方面へ抜け、会津観光や伊佐須美神社参拝後に郡山でレンタカー返却という一筆書きルートもおすすめです。トヨタレンタカーは同じ県内の店舗に返却なら追加料金不要なので、福島~郡山間の電車賃を浮かすことが出来ます。



駐車場・混雑
浄土平ビジターセンター周辺には大型駐車場があります。9時台到着なら余裕を持って停められますが、
午後になるほど混雑する印象のため、早朝出発がおすすめです。


魔女の瞳まではがっつり登山するので事前に準備するか、ビジターセンターで、ドリンクや補給食を購入した方がいいです。




吾妻小富士:火口お鉢巡り(所要1時間)
浄土平に着いてまず向かったのが吾妻小富士です。登山口からの標高差は約100m、整備された階段を登れば10〜15分で火口のふちに立てます。
火口の直径は約500m。ふちを1周するお鉢巡りは30〜40分ほどで、左右に広がる荒涼とした火口と、福島市街・吾妻連峰を一望できる360度のパノラマが広がります。「小富士」の名のとおり山容が富士山に似ており、ここだけでも十分絶景スポットとして成り立ちます。
難易度:★☆☆☆☆(ほぼ誰でも登れる)
- 登山装備は不要。スニーカーでもOKです
- ふちは風が強い日があるので羽織れるものがあると安心です
- 火口側へのはみ出しは厳禁です
| 行程 | 所要時間 |
|---|---|
| 登り | 15分 |
| お鉢巡り | 20分 |
| 下り | 10分 |
| 所要時間合計 | 約45分 |



一切経山:魔女の瞳を目指して(所要3時間)
登山ルートと道の様子
浄土平登山口から一切経山山頂(1,949m)を目指します。コースタイムは往復2〜3時間で、実際に筆者は約3時間かかりました。
序盤は木道・整備された砂利道で歩きやすいですが、標高が上がるとゴロゴロしたガレ場が現れます。石が不安定な箇所があるため、足元を丁寧に確認しながら歩く必要があります。「ちょっとしたハイキング」と思ってくると意表を突かれるかもしれません。
難易度:★★★☆☆(登山装備推奨・ガレ場あり)
- トレッキングシューズ推奨(スニーカーは足首サポートが弱くおすすめしません)
- 登山用ストックがあると下りで膝への負担を軽減できます
- 山頂付近は風が強い他、日差しが強いので帽子や日焼け止めは必須です
- 道中の酸ヶ平避難小屋にトイレあります
| 行程 | 所要時間 |
|---|---|
| 登り | 120分 |
| 山頂(昼食込み) | 30分 |
| 下り | 60分 |
| 所要時間 | 約3.5時間(210分) |




魔女の瞳(五色沼)との対面
ガレ場を登り切って山頂に着いた瞬間、目の前に突然コバルトブルーの火口湖が現れました。
写真では何度も見ていた景色でしたが、実際は想像以上に青く、「魔女の瞳」という名前がぴったりだと感じました。


眼下に広がるのは、直径400mほどの円形の火口湖。その日の湖面は深いコバルトブルーで、荒涼とした灰色の火口壁との対比が息をのむ美しさでした。「魔女の瞳」というネーミングが誇張でないことは、実際に見れば誰でも理解できます。


湖の色は天候・季節・硫黄濃度によって変化し、青緑・水色・白濁などさまざまな表情を見せます。コバルトブルーに出会えたのは幸運だったかもしれません。また、雲がかっていても風が強いのでしばらく待機すれば晴天で見れるチャンスはあります!
八幡平ドラゴンアイとの比較
同じ「湖を上から見る系絶景」として八幡平のドラゴンアイがありますが、両者は別物です。
- ドラゴンアイ:雪解けの5月中旬のみ出現する期間限定の絶景・山頂まで車でアクセス可能
- 魔女の瞳:登山(往復3時間)で自力でたどり着く絶景・通年で見られる(積雪期除く)
「登山した達成感と一緒に景色を楽しみたい」なら魔女の瞳、
「お手軽に絶景を確実に見たい」ならドラゴンアイという棲み分けです。
▶ 八幡平ドラゴンアイの記事はこちら:

帰りに立ち寄り:伊佐須美神社(岩代一ノ宮)
伊佐須美神社は会津美里町に鎮座する、陸奥・岩代の一宮(諸説あり)とされる古社です。
磐梯吾妻スカイラインを南下したあと、郡山へ向かう途中に立ち寄れます。



- 所在地:福島県大沼郡会津美里町宮林甲4377
- 駐車場:あり(無料)
- 御朱印:あり(社務所でいただけます)
境内は静かで落ち着いた雰囲気です。登山で汗をかいた後の参拝は身が引き締まる感覚がありました。御朱印は丁寧な墨書きのオーソドックスなタイプです。
装備・持ち物チェックリスト
| カテゴリ | アイテム | 備考 |
|---|---|---|
| 靴 | トレッキングシューズ | ガレ場対策・防水タイプ推奨 |
| 服装 | 速乾ウェア+ウィンドブレーカー | 山頂は気温低下・強風あり |
| 補給 | 水1L以上・行動食 | レストハウスで補充も可能 |
| その他 | 登山用ストック | 下りのガレ場で大活躍 |
| その他 | 日焼け止め・帽子 | 山上は紫外線強め、2~3時間でも天気がいいと火傷位日焼けするので必須 |
| その他 | レインウェア | 山の天気は変わりやすいので |
費用まとめ
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 新幹線(東京〜福島、郡山~東京・自由席) | 8800円+7920円=16,720円 |
| レンタカー(福島駅〜郡山駅・半日) | 6,600円 |
| ガソリン代(概算) | 2000円程度(車種による) |
| 磐梯吾妻スカイライン通行料 | 無料(2026年時点) |
| 浄土平駐車場 | 無料 |
| 一切経山 入山料 | なし(協力金箱あり) |
| 合計(概算) | 約25,000円 |
※新幹線は座席指定・早割・株主優待などで大きく変動します。
おすすめの訪問時期
| 時期 | コンディション |
|---|---|
| 4月下旬〜5月 | 残雪あり・寒い。スカイライン開通直後は特に要防寒 |
| 6月〜7月 | ✅ おすすめ。高山植物が咲き、魔女の瞳も安定して見られる季節 |
| 8月〜9月 | ✅ おすすめ。紅葉前の緑が美しい。夏でも山頂は涼しいです |
| 10月〜11月上旬 | 紅葉シーズン。スカイライン沿いの色づきが絶景です |
| 11月下旬〜4月中旬 | ❌ 冬季閉鎖(磐梯吾妻スカイライン通行不可) |
まとめ:魔女の瞳は東京から日帰りできます
東京6時台の新幹線に乗れば、磐梯吾妻の絶景を日帰りで十分楽しめます。
- 吾妻小富士は誰でも気軽に登れる絶景スポットです(1時間)
- 一切経山はガレ場ありの本格ハイキング。登頂後の魔女の瞳は本物の感動があります(3時間)
- 帰りに伊佐須美神社を加えれば御朱印コレクションにも加えられます
- 鉄道+レンタカーで効率よく回れる、アクセスの良さも魅力です
同じ「火口湖」系絶景として八幡平ドラゴンアイも強くおすすめします。ドラゴンアイは5月中旬のみ・車でアクセスできる手軽さが特徴で、魔女の瞳とは別の魅力があります。
こんな人におすすめ
- 東京から日帰りで絶景登山したい人
- ドライブも登山も楽しみたい人
- 初心者向けの東北登山を探している人
- ドラゴンアイが好きだった人
▶ 八幡平ドラゴンアイの記事はこちら:

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