諏訪大社と聞いて、まず思い浮かぶのは7年に一度の「御柱祭」かもしれません。実はこの神社、上社前宮・上社本宮・下社春宮・下社秋宮という4つの宮からなる、少し変わった構造を持っています。

本殿を持たない古社、諏訪湖を挟んで向かい合う上社と下社、そして日本三大奇祭に数えられる御柱祭。今回は新宿から特急あずさに乗って茅野駅へ向かい、レンタカーで4社をすべて参拝する日帰り旅の記録をまとめました。

この記事でわかること
- 諏訪大社の由来と、なぜ4つの宮に分かれているのか
- 四社まいりの意味とご利益、御朱印のいただき方
- 日本三大奇祭「御柱祭」の解説
- 東京から日帰りで巡るアクセス方法とモデルコース
- 各宮の見どころ
諏訪大社がパワースポットとして人気の理由
諏訪大社は全国に約2万5千社あるといわれる諏訪神社の総本社で、日本最古級の神社の一つとされています。
御祭神である建御名方神(たけみなかたのかみ)は武神として知られる一方、風・水・農業・狩猟を司る神として古くから信仰されてきました。
近年は開運・仕事運・勝負運・縁結びなどのご利益があるパワースポットとしても人気があり、全国から多くの参拝者が訪れます。
また、諏訪湖を挟んで鎮座する4つの宮を巡る「四社巡り」は、諏訪信仰をより深く体感できることから、神社巡りが好きな方にも人気があります。
なぜ「4つの宮」に分かれているのか
諏訪大社は、諏訪湖の南側に上社(前宮・本宮)、北側に下社(春宮・秋宮)が鎮座する、2社4宮という珍しい構造をとっています。もともと上社・下社は別々の神社として存在していましたが、明治時代の社格制度の中でひとつの神社としてまとめられたという経緯があります。
上社と下社の間に優劣はなく、参拝の順番にも決まりはありません。ちなみに上社の前宮は、明治29年までは本宮の摂社という位置づけで、正式に本宮・春宮・秋宮と同格になったのは比較的最近のことだそうです。
上社前宮・上社本宮
上社前宮は諏訪信仰発祥の地とも伝えられる場所で、諏訪大神が最初に居を構えたという言い伝えが残る、4社の中でもっとも原始的な雰囲気の宮です。
上社本宮は前宮から東へ約2kmの守屋山麓に鎮座し、原生林に囲まれた境内には諏訪造りと呼ばれる独特の建築様式の社殿があります。




下社春宮・下社秋宮
下社は諏訪湖を挟んで上社の対岸、下諏訪町に鎮座しています。
春宮と秋宮は同格で、8月から翌年1月までは秋宮に、2月から7月までは春宮に御神霊が鎮座するとされています。
秋宮は大きな神楽殿と精巧な彫刻の本殿が特徴で、諏訪大社の象徴的な建物のひとつです。




四社まいりの意味とご利益
諏訪大社では4社すべての御朱印を集める「四社まいり」が人気です。
初穂料は各社500円程度で、すべての御朱印を集めると最後に参拝した社の授与所で記念品(私の時はがま口財布でした)がいただけます。
参拝の順番に決まりはないため、当日の移動効率に合わせて自由にルートを組めるのも魅力です。
4社を巡ることで諏訪大神の広大なご神徳(武運・農業・風水・縁結びなど)を一通りいただけるとされ、御朱印帳の1ページ全体に4社の朱印が並ぶビジュアルの美しさも、御朱印集めをしている人には人気の理由になっています。
四社まいりはどの順番がおすすめ?
今回は南から
上社前宮→上社本宮→下社秋宮→下社春宮
の順に巡りました。
このルートなら移動距離が少なく、最後に記念品も受け取れるためおすすめです。
参拝順に決まりはありませんが、このルートをが順番に回れるうえに、道中で諏訪湖、そのまま北進すればビーナスラインにもアクセスできます。
諏訪大社最大の見どころ「御柱(おんばしら)」とは?
諏訪大社を訪れると、境内の四隅に立つ巨大な木柱が目に入ります。これは「御柱(おんばしら)」と呼ばれ、諏訪大社を象徴する存在です。



7年に一度(寅年・申年)開催される御柱祭では、山から切り出した巨木を氏子たちが人力で曳行し、各社に建て替えます。
上社前宮・上社本宮・下社春宮・下社秋宮の四社それぞれに4本ずつ、合計16本の御柱が建てられており、高さ十数メートルにもなる迫力ある姿は必見です。
境内を歩く際は、ぜひ四隅に立つ御柱にも注目してみてください。
御朱印巡りにもおすすめ
諏訪大社では、上社前宮・上社本宮・下社春宮・下社秋宮の4社すべてで御朱印をいただくことができます。
それぞれ社殿の雰囲気や境内の景観が異なるため、四社を巡るだけでも旅の満足度は非常に高く感じられます。

四社すべての御朱印を集めると、最後に参拝した神社で四社巡り達成の記念品をいただけるため、御朱印集めが趣味の方にも人気があります。



東京から日帰りでも四社巡りは十分可能
諏訪大社は4つの宮に分かれていますが、新宿から特急あずさで茅野駅までアクセスし、レンタカーを利用すれば半日ほどで四社すべてを巡ることができます。

午後からはビーナスラインや霧ヶ峰、御射鹿池などへ足を延ばすこともできるため、諏訪エリア観光の起点としても非常に便利です。
歴史ある神社巡りと高原ドライブを一日で楽しめるのは、このエリアならではの魅力といえるでしょう。
アクセス:実際の東京から日帰り
新宿から特急あずさで茅野駅へ
新宿駅からJR中央本線特急「あずさ」に乗れば、茅野駅まで乗り換えなしで行けます。
今回は7:15新宿発のあずさに乗車し、茅野駅には10時前後に到着しました。


茅野駅からレンタカーで4社巡り
茅野駅からはレンタカーを利用するのが効率的です。
上社(前宮・本宮)は茅野駅から近く、下社(春宮・秋宮)は諏訪湖を挟んだ下諏訪町側にあるため、車での移動が現実的な選択肢になります。
日帰りモデルコース(新宿発)
| 時刻 | 行動 | 備考 |
|---|---|---|
| 7:15 | 新宿駅 特急あずさ 出発 | 指定席推奨 |
| 10:00頃 | 茅野駅 到着・レンタカー受取 | |
| 10:20 | 上社前宮 参拝 | 諏訪信仰発祥の地 |
| 10:40 | 上社本宮 参拝 | 諏訪造りの社殿 |
| 11:30 | 下社秋宮 参拝 | 大注連縄の神楽殿 |
| 12:00 | 下社春宮 参拝 | 4社巡り達成・記念品を受け取り |
前宮から本宮までは約2km、上社から下社までは諏訪湖を挟んで反対側になるため距離がありますが、車であれば午前中だけで4社をすべて回りきれます。
表の時間は実際に4社巡りした時の時間です。本殿にお参りして御柱を見て回って移動しましたが、この後ビーナスラインにも行くつもりだったのでちょっと急ぎ足だったかも。
費用まとめ
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 新宿〜茅野 特急あずさ(往復) | 11,420円 |
| レンタカー(茅野駅・半日) | 6,776円 |
| ガソリン代(概算) | 参拝だけ:1000円程度 |
| 御朱印(4社分・各500円程度) | 2,000円 |
| 駐車場 | 無料(本宮・前宮・春宮・秋宮とも) |
| 合計(概算) | 約22,000円 |
おまけ:ビーナスラインへ足を延ばすなら
茅野駅からさらに車を走らせると、霧ヶ峰・美ヶ原を結ぶ高原ドライブルート「ビーナスライン」にアクセスできます。今回は諏訪大社参拝のあとに三峰山、ころぼっくるひゅって、御射鹿池にも立ち寄りましたが、ビーナスラインは諏訪大社とは異なる楽しみ方ができるエリアのため、詳しくは別記事でじっくりご紹介する予定です。


諏訪大社参拝とセットで1日観光を計画している方は、続報をお待ちください。
まとめ:諏訪大社は東京から日帰りで巡れる
- 諏訪大社は上社(前宮・本宮)・下社(春宮・秋宮)の4つの宮からなる、日本最古級の神社
- 4社を巡る順番に決まりはなく、すべて回ると記念品がもらえる「四社巡り」が人気
- 7年に一度の御柱祭は、社殿四隅に16本の巨木を建てる日本三大奇祭のひとつ
- 新宿から特急あずさ+レンタカーで、東京から日帰り参拝が十分可能
この日の午後に巡ったビーナスライン(三峰山・ころぼっくるひゅって・御射鹿池)の記事を後日お届けする予定です。

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